夢占いの歴史をひもとく『夢の王国/夢占い事典』M.ポングラチュ

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どんな人でも見ているのに、なんでなのかが分からないのが夢です。

小さな時に限らず、大人になっても夢のおかげで幸せな気持ちになったり、恐怖で目が覚めることがあります。

そんな身近な不思議「夢」

夢占いの本は沢山ありますが、夢占いの歴史に注目した本は少ないです。

そんな貴重な本がM.ポングラチュ著『夢の王国/夢占い事典』です。

現在は絶版ですが、古本で手軽に入手できます。

エジプトのパピルスからユング心理学まで夢占いをテーマにひもとく

A dream of fair women (1880)

本書はドイツのエジプト学者と心理学者の共著です。

だからか、第一章はエジプトのパピルスに書き残された夢占いの事典から始まります。

メソポタミア、ギリシア、ローマ、イスラエル、アラビア、ヨーロッパ中世、そして現代の夢占いの記録について、それぞれ記されています。

時代や場所によって、夢はどのようなものだと考えられていたのか。

なぜ人は夢を解釈しようと思ったのかがを知ることが出来ます。

同じ象徴について4千年分の研究を並べる第二章

Image from page 110 of "The Book of Revelation ; a study of the last prophetic book of Holy Scripture" (1919)

第二章では、「夢の象徴表現」と題して、夢によく出てくるシンボルを取り上げます。

他の本になかなかないのが、パピルスや叙事詩で語られる夢の解釈と、現代の研究を並べて書き記されていることです。

たとえば、「女」の項目では、ユングのアニマから始まり、ビルクマイヤー、アルテミドロス、シュテーケル、アラビアの夢の書からそれぞれ意味を解説しています。

夢占いの解釈にもう一段深みを与えたい人へ

A child's garden of verses (1905)

今までに何冊か夢占いの本を読んだけれどしっくりこない人。

夢の解釈についてもう一歩踏み込んで学んでみたい人。

そんな人にぴったりの一冊です。

今までの本では、夢の意味についてしっくりこなかったならば、古代エジプトの解釈をひもといてみるのはいかがでしょうか。

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