2021年 6月 の投稿一覧

坤為地の意味 大地の包容力 人に従うこと 十二消息卦のうち小雪の卦 

下の卦と上の卦が坤(地)でできている卦です。

地はどっしりと全てを包み込む大地、陰の気の象徴です。

二つ重なることで、意味がより強まります。

陰は従順な性質があるとされています。

この卦は、人に従うこと、穏やかに生活することを吉とします。

人を受け入れ従えるのは、心の器の大きさ、包容力のある人間である証です。

坤為地は小雪の卦

Photo by Aleksei Ieshkin on Unsplash

坤は、十二消息卦(じゅうにしょうそくか)という、季節を表す12の卦のうちの「十月」に配置されています。

旧暦の十月ですので、現在でいう十一月の半ば、小雪(11/22ごろ)からの約一ヶ月を指します。

「寒くなって雨が雪に変わる季節」と言われています。チラホラと雪を見ることもあるかもしれません。

木の葉が散って、北風が肌寒くなってきます。

人に従い、よい出会いを得る。人の意見を受け入れる人物

下にある卦が「心の中の自分」、上にある卦が「外に見せる自分」として考えたとき、

心身共に安定し、全てを受容する人物と読めます。

自分ひとりで新しい道を切り開くよりも、

誰かに従ったり、状況に合わせて行動していくのに向いている人物です。

そうしているうちに、良い指導者に恵まれたり、自分を伸ばせる環境にたどり着けます。

また、包容力のある態度でものごとを受け入れれば、自分をよりおおきくできます。

ものごとを受け入れ、従えば吉

占いでこの卦が出た場合は、穏やかに状況に従って行動してみましょう。

先頭に立ってみんなを引っ張っていくよりも、

周りに従うことによって、多くのものを手に入れ、成長できるときです。

普段は食わず嫌いなものも、今ならチャレンジできるかもしれません。

自分からは選び取らないようなものを周りから提案されたときはチャンスです。

あなたの可能性を広げるためにも、与えられたものを受け入れ、人に従ってみましょう。

自分でカードを選ぶタロット占い 2021年7月の恋愛運・仕事運・健康運

だんだんと夏の気配が強くなってきて、

学生の方は夏休みも始まる季節です。

猛暑予想もあるようなので、体調に気をつけて過ごしていきましょう。

タロット占いでちょっとしたヒントを得てみませんか?

下のタロット5枚の中から一枚を選んでください。それがあなたへのメッセージです。

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夏至の易占い 6/21〜7/6の運勢 運気の流れを易で読む 一番日の長い一日 梅雨の終わり

2021/6/21 12:32に二十四節季の夏至(げし)を迎えます。

西洋占星術では太陽が蟹座に移動しました。

十二消息卦では「天風姤」が割り当てられています。

夏至は、一年の中で昼の時間がもっとも長い日です。

夏至を過ぎれば、だんだんと昼の時間は短くなっていきます。

通常だと芒種から夏至に掛けてが梅雨ですが、

今年は梅雨入りが遅くなり、終わりの時期も見えませんね。

夏至の易占いをしてみませんか?

この下にランダムで占い結果が表示されています。
ページを再読み込みすると結果も変わります。

易は、人とのかかわりについて、社会との向き合い方について、具体的な足がかりをくれます。運気の変化を読み取るのも得意です。流れを味方につけて幸せにもう一歩近づきましょう。

あなたの占い結果はこちら

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山地剥の意味 剥がれ落ちる 浸蝕する 十二消息卦のうち霜降の卦 

下の卦が坤(地)上の卦が艮(山)でできている卦です。

地はどっしりと全てを包み込む大地、陰の気の象徴。

山は一番高い地面、高いところに留まり、じっと動かないさまを表します。

十二消息卦では、天風姤 → 天山遯 → 天地否 と、段々と下の方から陰がせり上がって

陰が陽を圧倒する様子がありました。

この山地剥に至って、陽はほとんど陰に浸蝕され、剥がれ落ちて、一番上にポツンと残るだけになりました。

悪いものがはびこって、善いものが居場所を奪われている状態です。

占っている人は、前提として陽の立場をとっていると見ます。

今は、陰が大きくなりすぎて、あなたも身動きがしづらい状況と言えるでしょう。

流れを読んで大きな行動に出ないことが大切です。

毎日元気に前進することが良いことだ。一定の成果を上げなければいけないと思いがちかもしれませんが、

易は良いタイミングと悪いタイミングをしっかりと出し、悪いタイミングにはさらに悪くならないように留まるという選択肢を与えてくれます。

留まることが最善の手となることもあるのです。

山地剥は霜降の卦

Photo by Ryo Yoshitake on Unsplash

剥は、十二消息卦(じゅうにしょうそくか)という、季節を表す12の卦のうちの「九月」に配置されています。

旧暦の九月ですので、現在でいう十月の半ば、霜降(10/23ごろ)からの約一ヶ月を指します。

「霜が降る」という名前通り、場所によっては朝方に霜が見られ、紅葉が鮮やかになる時期です。

暖房器具を出したり、コートが必要になるなど、

陰の象徴する冷たい空気が満ちてくるのを実感できるでしょう。

ルーツを大切に、目下に心配りをする人物

下にある卦が「心の中の自分」、上にある卦が「外に見せる自分」として考えたとき、

心は地面のように動かず、全てを受容し、社会的には山のようにどっしりとした人物と読めます。

この卦は剥ぎ取られるという意味合いがあります。

山が剥落して地面のように平らに削り取られているとみることもできます。

地の表す母や故郷といったものに、山の表す頑なさがしっかりと結びついています。

家族や地元、自分のルーツを大切にする人とも読めますし、

場合によっては、いつまでも実家を出ないとか、

家族の絆を大切にするあまり他がおろそかになるといったふうにも読めます。

山が地面に近づいているというように見た場合、

自分に高い地位があったとしても、目下の人々と交わり、意見を汲み取ろうとする

部下に慕われる人柄が想像できます。

状況が悪いときには無理に動かない

占いでこの卦が出た方は、無理に動かないことが最善手となります。

占いには、「開運法」や「打開策」を求める方も多いと思います。

なにか小さなアクションを起こすことで状況をよくする方法はないか?という目線ですね。

易は時に、解決策として「撤退」や「様子見」、「動かないこと」を提示することがあります。

この卦はまさに「止まるべし」という卦です。

時の流れ、運の流れを読んだとき、動かないことが一番良い方法になることもあるのです。

月に満ち欠けがあるように、ツキにも満ち欠けがあります。

それを理解して、運が弱まっているときには下手に動かない。

動かないことも、時には運の流れに適した行動になるのです。

【完成】ミシェル・ビュトール著『心変わり』に出てきた場所まとめ グーグルストリートビューで紹介

ミシェル・ビュトール『心変わり』は一風変わった小説です。

ともかく具体的で徹底的に写実的です。

固有名詞も沢山出てきますので、その場所を知っていないとまったくイメージが湧かないことも。

でも現在はグーグルストリートビューが使える良い時代になりました。

1957年の作品ですが、パリやローマには描写されたのとまったく同じ景色が残っている場所もあります。

私が見つけた『心変わり』に出てくる景色をグーグルストリートビューでご紹介します。

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