上の卦が坤(地)下の卦が離(火)でできている卦です。
地はどっしりと全てを包み込む大地、陰の気の象徴です。
火は太陽、燃え上がる火のイメージです。
地面の下に太陽が隠れている。自分の力を隠しているという卦です。
卦は爻(こう)と呼ばれる6本の横線でできています。
そのうち一本が、その卦の中心と定められています。
この卦の中心となる爻(成卦主)は下から5本目。
5爻はその上(一番上の線)が陰なので、上司の判断が鈍く、立場の厳しい中間管理職のような状況です。
今の苦しい状況を正面から受け止め、最善を尽くす覚悟が必要という卦です。
「能ある鷹は爪を隠す」人物
下にある卦が「心の中の自分」、上にある卦が「外に見せる自分」として考えたとき、
心の中は賢く知識量が豊富で、対外的には全てを受容する人物と読めます。
付き合いにくい相手とも上手に話を合わせながら、賢さによって状況をコントロールできる人です。
側近としてリーダーを支えたり、チームを陰で導くのに向いています。
自分の中にある知識をひけらかしたり、偉ぶったりしないのがこの人の魅力。
人当たりの良さと、空気を読むうまさから、クセの強い上司や社長に気に入られ、
上司の世話にストレスを感じる日々を送りがちかもしれません。
難しい状況にいても、賢さで乗り切れるとき
占いでこの結果が出た方は、
目上の人物や取引先とのやりとりのために心を砕くことがあるかも。
人間関係の困難を切り抜ける鍵は、あなたの賢さにあります。
自分からは強く主張していないように見せつつ、
相手の話を誘導して、望む結末を引き出す力が必要になってきます。
時にはわざと知らないふり、無知なふりをするのが効果的なときも。
相手は気持ちを緩めて、本音を話してくれるでしょう。